探しているつもりではなかった
探したいとも思わず
探さなければならないと
急き立てられることもなかった
自然に出会い
自然に言葉を交わし
自然に心が流れ込んだ
探し当てたと思った
引き合うことで 出会えたのだと思った
大切にしていきたいと思った
探していたわけではないけれど
人は、汐の満ち引きによってこの世に生まれ、そしてまた、去っていきます。
人は、時の旅人かもしれません。
インターネットという膨大な情報が流れるなか、ときには、予期しなかった出会いがあります。
行こうとして行ったページではないのに。出会おうとして出会ったわけではないのに。
媚びることもなく、虚栄をはることもなく、そのままの魂を持つ人間として、一番奥深い心で触れ合うことが出来る感覚が、そこにはあります。
自分の心の音叉と同じ質の音色を持った方に出会うと、その心に共振している自分に気付きます。
それは、何にも変えがたい喜びです。
顔もあわせたことがないのに、不思議ですよね。
地球の向こう側に住んでいて、出会うこともなくそのまま旅立っていったかもしれないのに。
同じ国に住んでいたとしても、知り合う機会などなかったかもしれないのに。
期待して、探していたわけでは、ないのですが。
やはり、出会うために探し続けていたのでしょうか。
ええ、きっと、引き合っていたのかもしれませんね。
探していたのではないけれど。
でも、それはとても嬉しい「さがしもの」、大切にし続けたい「さがしもの」。そんな気がします。
西暦一九九九年 卯月 吉日
雅世
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